「ヴァイオリンギター poster on ロックンロール三銃士」という奇跡

あ、そうか、これって一応くくりはプリパブ01( http://www.fengfeeldesign.org/print_pub/?p=7 )なんだ。
アーカイブの表記見て今気付いた。
プリパブ01の記事をプリパブ02で焼き直す作業(笑
リンク先の内容については、
4年前の状態なので色々とご愛嬌いただきたい感じですが、
「ヴァイオリンギター poster on ロックンロール三銃士( http://fengfeeldesignprinthistory.tumblr.com/post/41007950090/httpwwwfengfeeldesignorg-%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC-poster-on )」ででん!という訳で
そうそう、コスモテック( http://blog.livedoor.jp/cosmotech_no1/ )の青木さん(以後、青木にいやん)と、ミワくん( http://www.miwakazuki.jp )、阪口( http://www.fengfeeldesign.org )の3人で、
なんか記念碑的なコラボ出来ないかなあって事で始まった、かなり特別な企画です。

最初は、箔押しでモアレ出来ないですかねーって感じで始まって、
結果的にあまりモアレなかったけど…ホントすみません(もう少し線数減らせばいけたのかなあ
あと、この制作は結果的な完成の枚数もめちゃんこ少なくて、
そういう意味でも特別な制作と言えるんですが、
個人的にはこうやって、三人で作れたのが底なしに面白かった記憶があります。
今回書く内容としてそこが一番のポイントになるかな。

ミワくんが作ったヴァイオリンギター、阪口のデザイン、青木にいやんのディレクション、
この3つの奇跡があればこその実現だし、
今、バラバラだが、
ミワくんも評価され、阪口もまあまあ名前も広まり(装飾活字的に)、青木にいやんは言わずもがな、
そんな今があるからこそ、
この企画がより当時よりも光って見えるような気がするのです(箔押しだけに…。
なんか、そういう印刷もあるぞ!って凄く面白くないですか?

アート的な作品とは違う、
編集された情報がリアルタイムで面白くて以後古くなっていく感じともまた違う、
ノスタルジー的な意味での価値とも何処か違う、
価値が現在進行系で息づいているというか、
そういうのって、本などのアーカイブ的なノリの「印刷」とは違ってはいるが、
その時の奇跡を記録するという意味で紛れもなくこれはやっぱ「印刷」といっていいものなんじゃないかなー。

阪口は結構こういうの好きなんですよ。
やったった感というか、
勢いみたいなものを印刷で打ち付けてやったぞ!ていうノリ。
大体からしてプリパブ01がそれだったんで。
なんかこうセッションというか、
絶対続かないだろうなあっていう確定するぐらいのゆるい繋がり、
その時にしか集まってやらない奇跡みたいな感じ。
この瞬間に生まれる「印刷」ってやつ。
まさに勢いだけの「印刷」!

そうかそうか、「プリパブ01」の時で「特撮ギター研究所」以降の話なのかあ。
頷ける頷ける。

「特撮ギター研究所」の名刺について、または策定とデザインの関係性。

まず、書かなければならないのは「特撮ギター研究所( http://www.miwakazuki.jp )」はfengfeeldesign( http://www.fengfeeldesign.org )によるデザインの作用で発生したものであるという事です。
何故なら、何かを活動する時、人に見せつける時、その姿勢や在り方を決めるのは名前だからです。
名前によって全てが伝わります。
名前によってこれからを提示します。
コンセプトの全てが込められていたり、
この名前を背負う事で責任が発生し、名乗る事で背筋が伸びる事はとても大切な事だと考えています。

印刷はそのような捉え方1つで変化をもたらします。
単にフライヤーか、大それた記念碑かは、
それらを策定する際の想いや熱量に関わるからです。
名刺であれば、名前や肩書きや、何を掲載していくかなど、
伝えたい事柄やそういった覚悟みたいなものは、
「名刺をデザイン」するなどでは到底辿り着けない策定含めて、
本来、デザインとするべき対象が其処にこそあるはずです。

名前は名乗りをあげて使い続ける事で、
たくさんの人に知られてこそ真実味を帯びます。
それは、印刷として紙に刷られる意味も同時に高めてくれますし、
当事者にとっての分身にもなりえます。
もしかしたら他者が見たら、恐れ多いものになるかもしれません。

そのような、印刷物を見る眼差しにおいて、
単に技術の奇抜さや高価さなどで謳ってばかりで良いのでしょうか。
それは本来あるべく印刷の意味を覆い隠してしまうのではないでしょうか。
箔押しだから凄い!
ではなくて、この名前が箔押しだから凄い!からこそ、
印刷が美しく素晴らしいものとされているのだと思います。

また、fengfeeldesignがデザインに関わる中で、
一番気にかけているのは其処とも言えます。
それは「特撮ギター研究所」についても例外ではありません。
「特撮ギター研究所」をこれからミワくんが背負っていくに相応しい状況にしなくてはなりません。
なによりも、これはプロジェクトであって個人ではないという事を忘れてはいけません。
「特撮ギター研究所」に関わる全ての状況が影響して形作っていくのですね。
個人ではないからこそ、
fengfeeldesignが関わり、形を作る事が出来るのです。
それはクライアントの場合もあるかもしれません。
「特撮ギター研究所」がカスタムした商品を手に持つ事で、使用する事で、
「特撮ギター研究所」という名前を背負う事にもなります。
「特撮ギター研究所」がどういうものであるかで、商品の扱いが大きく変わります。
もちろんそれは「特撮ギター研究所」にとってもクライアントの状況を背負うという意味でも同義であると考えます。
「特撮ギター研究所」カッコイイ!にする為にも、今までもそうでしたが今後の設え方で変化が生じるのです。

例えば、これからご説明する名刺について言えば、
名刺を加工してくださった加工所も「特撮ギター研究所」に関わり形を作った1つである事は言うまでもありません。
そうやって、何かに関わり、どのようにそれを受け取り、背負うのかは、
これからの「特撮ギター研究所」の在り方にとても大きく作用するからこそ、
慎重に考えなくてはならないのです。
同時に其処にこそデザインがあります。
この話は、もう少し先になってから出来ればと思いますが、
この一点だけをどうか忘れないでおいてください。

「特撮ギター研究所」の名刺は「特撮ギター研究所」でやっていこうと決めた時に作る事になりました。
コスモテック( http://blog.livedoor.jp/cosmotech_no1/ )での箔押しにする事になったのは、かなり自然の成り行きだったので詳細は覚えていませんが、
それくらいの意気込みというか、覚悟というか、これでやっていくんだ!という気持ちの強さがミワくんにも阪口にもあった事はとても覚えています。
だからこその自然の成り行きだったのかもしれません。
最初の頃は、「特撮ギター研究所」としての経歴は何も無く(実務はありましたけど)、ただ、作品として作ったカスタムのギターだけがありました。
本当に最初は何も無いところからのスタートでした。
当時は、「特撮ギター研究所」をこのような感じにしたい!とか、ゴールをここに定めたい!とかをたくさんミワくんから聞き出したりとか、
それだったら此処までいける!とかを阪口がツッコンでみたりを話してばかりだった気がします。
これは、ミワくんの口から機会があれば話して欲しい事柄なんですけど、
実は、その時に喋ってた事が「特撮ギター研究所」では全て形になり、
あの時に想像していた「特撮ギター研究所」にようやくなりました(まだまだこれから面白くなっていくだろうなー。

そして今、節目の瞬間でもあって、だからこそ、何処かでそれを議事録的に書きたくなり、
このPRINT PUB 02という場所を借りて書いている訳ですが、
この時に作った名刺に相応しい「特撮ギター研究所」として在る状況が作れています。
その一代目がこちらになります→
http://fengfeeldesignprinthistory.tumblr.com/post/50559220937/client-miwakazuki-httpwwwmiwakazukijp
紙はマイカレイドに金ツヤをシンプルにドカンとね。
初めは穴も空く予定だったんすけど、それはさすがにやりすぎって事で、
このような完成になりました。
名刺としては、一枚あたりの金額がとても凄いので、
最初ミワくんは「身に合わない」ってずっと言ってましたし、
「渡すたびにビビられる」ってのも毎度のように言っていました。
当時で考えれば、こうありたい!という理想だけで突っ走って作ったものですから、
そりゃそうだよなあって感じなのですが、
でもやっぱ、そういう熱は伝わるものだし、
名刺だけが要因という訳ではないにしろ、
段々とそういう「特撮ギター研究所」として見られているなー、
という実感のある案件が増えていった事実もありました。

「特撮ギター研究所」以前の状況というのは、
姿勢を示していない時でしたから、
「ギターのカスタム」というイメージの範囲内での話ししか来てなかったのですね。
それは仕事としては充分に名誉な事ですし、
その時の技術的な裏打ちがあるからこその今なので否定などはありませんが、
名前を作り、名刺という物質を作り、そういう感じでやっていこう!みたいな姿勢というか実感が、
「名刺」を通して感じられた貴重な体験だったと思います。

そして二代目→
http://fengfeeldesignprinthistory.tumblr.com/post/108905731205/%E7%89%B9%E6%92%AE%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80-name-card-printingdirection
文字周りは少し変えましたが、ほぼ一代目と同じで、
今度は紙はプライク、つや消し金 No.108てなところで仕留めました。
この時は、既にある程度の実績を抱えていて、
思っていた「特撮ギター研究所」の具体像が見えて来た時期だったのを覚えています。
二代目を見ると、一代目に比べて落ち着きがあるというか、
一代目はちょい賑やかな感じがします。

一番伝えたかった事が遠回しで伝えきれなかったので補足として、
印刷は「紙くず」にもなるし「記念碑」にもなります。
それぞれで同じ加工であっても変わりはありません。
どんな加工でも「紙くず」は「紙くず」だし「記念碑」は「記念碑」たるものになるのですが、
それが同時に「策定とデザインの関係性」であるとも言えます。

名刺を作る

日本人大好き名刺!印刷と言えばの代名詞の名刺!
という事で名刺です。
fengfeeldesign( http://www.fengfeeldesign.org )の経済サイズでの単発で受ける仕事は大体は名刺かなーって感じです。
え、デザイン出来るの?名刺作ってよ!みたいな感じで。
名刺はサイズが小さいので四六判全紙3枚50切りあれば印刷廻せるしで紙選びたい放題だし、
様々な印刷加工を挑戦するにはとてもいい媒体とも言えますし、
安くしようとすれば、何処までも安く出来ます。
ベーシックの中でもベーシック。
印刷の策定の範囲で捉えた場合にも、こんなにも大勢に広まった策定も珍しいんじゃないでしょうか。

MAC以前の印刷でも、
別に専門領域が存在して居なくても、
刷って欲しい情報だけをもらっておいて、
活版なら一文字ナンボみたいな感じで文字組みをしてくれていたし(今も木の版でやってるところある、
過去には写植の場合もありましたし、ゴム印(樹脂板)的な感じなのもあったし、
載せたい情報さえあれば、仕事が回ってる時期がありました。
それくらい、ポピュラーで簡単に優しく実現出来るのが「名刺を作る」という理解で良いと思います。
今も、そういった昔の活版な感じをご希望される方もいらっしゃいますし、
あの時の手軽で高品質な買い物という感覚は、
気を使わなくても、とりあえずいい感じに全部やってくれる、
日本人的な消費に沿った素晴らしい策定であったとも言えるような気がします。
技術的な面は名刺を刷るに足る領域で既に完成に至っていたしね。

デザイン、という目線で見れば、
単発という概念でもオッケーだと思うし、
全体としての計画の一部として見る場合だってあります。
ただ、「名刺を作る」という策定という意味合いで答えるなら、
fengfeeldesignの場合は、
単発で受け取るかなあ。
そういう依頼が多いってのは前述した通りなのですが、
あえて、名刺は単発としての策定とする場合が多いです。
何故なら、fengfeeldesignと接する人達というのは、
一人一人で頑張っている方が多いからです。

会社の、とか、組織の、とか、
そういうのはまた別の策定の違う意味での「名刺」という事になってくるのではないかな。
ギリ、チームで、とか、
そういう個の強さみたいなものが全面に出たような「名刺」は、
その責任の裏付けが個人に集中している場合の依頼がとても多く、
fengfeeldesignで、「名刺」を作るという意味は、
そういう場合を表しています。
逆に全体としての計画の一部の場合は、
どちらかというと、そういうデザインを「作る」という意識で挑みますので、
やはり、「名刺を作る」という策定とは少し違ってくるのかなと考えています。

一例として、ミワくん( http://www.miwakazuki.jp )の「名刺」があります。
一番最初の「名刺」は画像は残っていませんが、
とてもシンプルにゴシック体で、
名前があり、住所、電話番号、アドレスなどがあり
オフセットの単色の墨のみで大変ベターなものでした。
ただ、紙はかなり拘って選んだ記憶があります。
当時は「特撮ギター研究所」の名称もありませんでしたし、
ギターのリペア、カスタムの営業を目的に作ったものでした。

fengfeeldesignが印刷を整える際に心掛けている事は、
どのような印刷の仕様であっても耐える事の出来る版を作る事です。
白い紙に墨一色で刷ったとしても、
UVでもニスでも箔でも、どのような刷りを行なったとしても、
同一の版で美しい刷り結果になるように繰り返し使えるように強固に作ります。
なんかこう、色々とテイストなどが語られるじゃないっすかデザイン的な意味で。
人々の注文に合わせて、その人に合わせて、
文字の感じはこうでえ、とか、カワイクー、とか、
そういうのって、結構マジで意味が無いと考えていて、
まあ、技術ですので、書体など含めて使える道具は限られているし、
その道具の範囲でどうかって事ですので、
その範囲で美しければ、人々は納得するし、その姿勢に当てはめていくものだと思います。
道具はやっぱ、正しく使ってこそ発揮出来る訳です。
同時にそれは印刷としての美しさに繋がりますし、
それは恐らく、デザインに関わらない範囲の出来事でもあります。
ほら、前述した、情報さえあれば体裁を整えてくれるってやつ、
この時って、デザイナー不在なんすよね。

つまり、ミワくんの名刺の最初は、
デザイナーとしての仕事は、ほぼほぼする事はなく、
単に、オペレーター、プリンティングディレクション的な事に専念した名刺になりました。
ただ1つ、注意いただきたいのは、
だからと言って、それが下にあるという訳ではありません。
それはそれで、立派な、ある「名刺を作る」印刷の策定を利用した訳ですから、
その高まりを最大限に利用していただいた名刺に仕上がったのは言うまでもありません。
単に、デザインをその策定に入れなかったというだけの話なのです。
結果だけ言うと、5年くらい同じものを使ったんじゃないかなー。

どうしても、
MAC以降って自由に出来てしまうから、
好み合わせてとか色々と出来てしまうから、
そういう、人の直感とか意識に作用してしまうものだけれど、
もちろん、それはデザインの仕事の範囲だと言えちゃうんですが、
その印刷の策定は、デザイナーとしても、依頼者としても、とてもナンセンスだと思うんですよ。
すっげー、感性と技術を持ち合わせた人が大勢で手間を掛けて作った書体を何処まで信じてあげれるのか、だし、
押し付ける訳ではありませんが、
そういう意味読みをして名刺を頼んでみるのも一興だと思うんですよね。
それは多分、依頼者も同時に策定に参加した瞬間であり、
そのような時にウマく選んであげて、
綺麗に整えてあげる、デザイナーとは違う意味合いの仕事をしてあげる訳です。

そして、特撮ギター研究所としての今の名刺に繋がります。
これは一代目→
http://fengfeeldesignprinthistory.tumblr.com/post/50559220937/client-miwakazuki-httpwwwmiwakazukijp
んで二代目→
http://fengfeeldesignprinthistory.tumblr.com/post/108905731205/%E7%89%B9%E6%92%AE%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80-name-card-printingdirection
これについての詳細は次回へ続きます。
何故ならこれについては「名刺を作る」という印刷の策定ではなく、
デザインが関わってくるからです。
タイトルは『「特撮ギター研究所」の名刺について、または策定とデザインの関係性。』とかにしとこうかな。

作家「三輪一樹」との出会いについて

印刷と何が関係があるんだ!という感じですが、
特撮ギター研究所( http://www.miwakazuki.jp )、月刊タニシ( http://www.goccoproject.net/getutani/ )、STEEL DROPS( http://www.steeldrops.org )などに関わる印刷の策定は、
作家としての「三輪一樹(以後ミワくん)」との出会いがなければ成立しませんでしたし、
様々なヒントがこの事例にはあるなーと感じています。
大体からして、ミワくんとは隣に住んでいなかったら出会わなかったろうし、
互いに友人にするタイプじゃない事は、
多分、廻りの皆さんも散々承知の感じではあるのですが、
それくらいジャンルが違う同士が会う事に躊躇が互いに無かったというのも、
こうやって、活動の関係が細く長く続く要因にはなってるのかなと思います。
阪口は最初、顔を合わせた時に、うわあ、しまったー、ていうのが正直な所でありつつも、
今も、もちろん、コイツとは合わないなーと思いながら(ミワくんもそう思ってるでしょうけど、
今日に至る活動になってる訳ですね。

最初のミワくんからの依頼は、ギターのヘッドロゴのデザインでした(これも追々書いていきます。
9年か、8年くらい前だったかな、
当時もfengfeeldesignは、あまり単発での仕事って受けてなかったんだけど、
ギターをカスタマイズする現場にグラフィックデザイナーとして関われるなんてあまり無い事ですし、
打ち合わせしていく内に、
ギターの装飾に使用している技術が想像していたよりも、
印刷分野で手伝える部分が多いというのが判明していったってのがあって、
結果的に依頼を受ける事になったのが特撮ギター研究所になりSTEEL DROPSに繋がったという感じです。
ただ、やはり、互いの考え方の違いがあまりにも大きい為、その違う考え方の幅を狭めて1つの形に落とし込んでいく、
という基本姿勢は、この時の依頼の在り方で大体成立していて、それは今の状況とあまり変わっていなかったりします。
まあ、少しくらいは、ツー、と、カー、の部分が増えたのかなあと感じてますが、
それでも、根本的な考え方の違いの溝は埋められないままになっています。
ただ、同時にそれが、これらのデザインに繋がっているだとすれば、そうなのだろうとも頷けるかなあ。

このギターのヘッドロゴのデザインのギャラはホルモン鍋を奢ってもらうというものでしたが、
そのホルモン鍋の席で、ようやく望むべき今に至る契約を結ぶ事となります。
ただ、この契約は最初、特撮ギター研究所に対してのものではありませんでした。
その話を書くのは、もう少し先になると思いますが、
きっかけは「オレ、出来るんですよ!」「めっちゃ凄くなるんですよ!」とか言うので、
「じゃあ、言ってるだけじゃなくて、やれよ。」ってのが、この契約の根本に根付いてるからこそ、
今もこうやって続けれてるんだろうなあって思いますし、
結果的に、互いにそれを言い合ってるのが続いてるだけなのが本当のところだったりします。
ミワくんが、バカげた事を言い、fengfeeldesignとしての阪口がそれを具体化するという感じで。

そのような中で、どのような印刷物というものが出来上がっていったのか、
そりゃもちろん、どうしたって活動する中で印刷物は必要になってきますし、
その関わりの中で特別な制作として仕上がっていったものもたくさんあって、
その中で起こった出会いや、出来事というのは全部をひっくるめて、
「印刷」だったと結構、断言してしまいたくもあります。
つまり、そういうものがなければ、
これらの「印刷」群というのは生まれてこなかった訳ですし、
「印刷」という行動や考え方にこそ、
昨今語られる技術の基礎があるのではと考えているのです。
何故、これは活版印刷で、箔押しで、オフセットなのか、
PRINT PUB 02では、「技術」という意味での「多様性」を考えるのではなく、
1つの技術で、如何にどれだけの「多様性」に富んだ「印刷」が在り得るのかというのを、
探索出来ればと思っています。
その場合に作家「三輪一樹」という存在はとても大きく、
一番近くで関わってきたfengfeeldesignとしての阪口の目線で、
これから、それら印刷に纏わるストーリー的なヒストリーを書いてまいります。

また、それらの策定は、依頼としてのデザインを介した印刷を越えた何かをとても感じています。
デザイナーとして関わる中で、このようなクライアントに出会う事はとても稀で貴重な事だと思いますし、
いわゆる常識化してしまっている業界として仕事として成立する類の印刷物とは、
少し異質で、まったくの別物のように目に映っているのですが、
まさしく、その部分が策定であり印刷にとっての「多様性」を生み出しているのです。
同時に「グラフィックデザイン」の質の変化にも大きく作用するのでないかと、そのヒントになるのではと、期待しています。

難易度Cランクの印刷加工ってどうなの

既に整えられたワークフローを利用するパターンを指します。単に頼みやすい、遂行しやすいという意味合いも含まれていますが、広義な意味でプロフェッショルな場合でも、依頼が専門分野外という事が起きますから、一概に素人向けと判断するのは少し違うかもしれません。また、同時に素人に向けて印刷所がある程度準備している状態に頼る、とも表現出来そうです。プロフェッショナルといえど専門分野外は素人であり、もちろん、そうならないように努めていたとしても、予算や人脈の問題などから、その専門部隊に任す事が出来ない状況が多く存在します。また、WEBデザイナーの例のように、データは作れても未経験の場合などは、全力でワークフローに頼った方が事故が少ない印刷の実現が可能です。このような場合は、金額も安定していますし、違う見方をすれば、Aランクの印刷加工と紙一重と言えるかもしれません。印刷としての最新技術を有している印刷所は手法を最初から作る、または、既にそのようなワークフローをグラフィックデザイナーとともに長くにわたって作り上げてきた経緯がある事などから、業務遂行をシンプルにし多くの発注を促す為に用意している場合があります。印刷所に頼るという意味合いが強い事から、こちら側からの意図や、所謂こだわりに該当する範囲が整えられたワークフローの範囲となるので、もちろん、その範囲でも今や十分に様々な加工が可能ですから、組み合わせ次第で非常にバラエティの飛んだ加工の実現が出来るのも特徴と言えます。ただしリスクの部分として、用意されたワークフローの範囲なので加工所側との連携が取りにくいという一面も含まれており、あくまで、サービスの利用の範囲での距離感が保たれるのも特徴かもしれません。一部、専門分野におけるプロフェッショルの為に用意されている最新の技術を利用したワークフローについてはAランクに該当するかと思います。

難易度Bランクの印刷加工の存在意義

このランクは広義な意味が伴う事になります。現在とても多くの発注者がこのランクBを「印刷」とし、それらを謳歌しているとも言えますし、所謂ところのプロフェッショナルにとっては、単発仕事の対応で、このランクにワザと調節する場合もあります。例えば、多くの同人誌界隈の印刷や、個人ユースの印刷物がこれにあたるのですが、商品として販売しているが継続して安定化した状況を作り出していないという状態が複数存在しています。ある程度、印刷物として、というよりも、個人的意思や作用を強くした「作品」のような加工物と言い表すのが一番近いように思いますし、または、そのように調節をした印刷物の時にも、このランクで扱うのが良いとも感じます。ここで注目して欲しい重要な事は、それらが継続する事を目的としておらず、形骸としての印刷物を構築しているという部分です。最近、雑貨界隈で、この手の印刷加工物が多く存在し、または、各種の印刷加工所も、これらに合わせたサービスを展開している状況もあって、ついつい、ランクA並の印刷という状況を作っていると見間違うことがありますが、決してそれらはランクAとして機能しているものではなく、あくまで、ランクBとして扱うべきものであると、一応の線引きをしておいた方がいいと思います。ただし、これは、繰り返しお伝えしておりますが、このランクは、あくまで差別化であって、品質がどうという話ではありません。品質の面で書くと、ランクAで言うところのプロトタイプが、このランクBとなりますから、ランクBの方が自ずと品質が上がる可能性があるからです。

難易度Aランクの印刷加工について考えてみる

専門性の高い領域、とでもしておきましょうか。ある程度の入稿の経験と知識の集約を経て辿り着く、所謂プロフェッショナルなランクです。この発注が出来るようになれば、この世界で食っていける層と言えます。通常、プロは印刷加工物として、この品質を目指して仕事に挑みます。また、サービスの部分として、または収入を得れるメインストリームとして、この領域を目指す事で、かなりのプラスを獲得するに至るとも言えます。ランクSが神の領域だとすれば、ランクAはしのぎを削る戦場のようなものかもしれません。印刷物をビジネスとして流通に乗せたり、繰り返し獲得出来る何かの状態まで持っていく事も、このランクでは必須となります。そういった発注というのは、印刷業界にもかならずプラスになりますし、趣味趣向に偏った、一回限りの生産と違い、あらゆる面で安定を期待出来るかもしれません。しかし、現状、印刷自体が縮小の一途を辿っていますから、このランクAでも実現が難しい現実が、今、私達の目の前に顕となって立ちふさがっているのは間違いないと思います。ただ、実際、2016年現在で言うところ、このランクAを実現出来るのは、既に成立しているランクAの維持に努めておられる発注者はもちろんの事、新たな状況としては、WEBデザイナーが、ちょこっとばかし稼ぎ、同時に印刷という形骸に興味を持っている層というのが、確実に存在しています。いまや、グラフィクデザイナーの稼ぎ口は印刷ではなく、WEBデザインの方が楽だし、タグが打てれば価値が安定しているので(と、言ってもプログラムの時点では底辺層ですが)、もっとも、今、印刷というものを、とくにランクAを実現出来る新たな動きであると言っても過言ではありません。ただし、データは作れるが、入稿の仕方が分からない、それが印刷のデータに適しているかジャッジ出来ない、などといった状態が、今、であり、そういった解説本や、資料がめちゃんこリリースしている背景も見逃してはなりません。また、縮小気味の印刷業界と言ってもジャンルやシーン、例えば、同人誌周辺や、ゲームマーケット勢などを見回せば、まだまだ実現可能であり、勝負していいランクと言えます。

難易度Sランクの印刷加工ってなんだろう

いわゆる印刷系のグラフィックデザイナーは、極々限られた、それはもう特別な仕事を与えられる権威ある人以外は、実は、かなり決められた範囲での印刷加工に特化している場合が多く、特別な仕事を与えられるクラスとなると、資金も豊富で、自らの懐を痛めるといった事はなくプロフェッショナルな仕事として進行するので、既に難易度がSの場合が多く、一般的な地平線に照らし合わせて参考にしてしまうと、まず、実現が不可能な域という事で良いと思います。つまり、難易度Sとは神の域であり、それらを遂行出来るのは、本当に限られた人達であるという現実を直視する為のランクだと言えますし、夢だけ見る分にはタダ、想像する分にはタダ、なので、ああしたいなー、こうしたいなー、という理想と妄想を最強にひけらかした結果を、そっと、現実にあてはめた時、ああダメだー!となるのが、大体、このSランクにあたると思います。実現に関していえば、お金さえあれば大体解決します。この点に関していえば、印刷所、技能、知識、デザインにおける人の状況の全てが揃っていたとしても、お金が無いと機械は動きませんし、職人も動きません。こういうことを良心で語ってはいけませんし、みんな稼ごうと頑張っていて、その結果が今の面白そうな印刷の状況を作っているのだとすれば、間違っておらず合点がいくのではないでしょうか。そうなのです。今の取り巻く印刷の状況というのは、稼ごうと思って行った結果であり、そういった「特別な仕事」を手に入れて、Sランクの加工を実現している周辺というのは「稼いでいる」のです。だから出来る。それが難易度Sランクです。

印刷を策定する難易度の捉え方

質の高さやサービスの由来しない所でそれらを取り決めます。純粋なる「頼みやすさ」「頼みにくさ」みたいなものは、それらに影響する事は無いと思っています。というのも、もはや、今、営業活動を実現出来ている日本の印刷所というのは、そういった篩にかなりかけられた場所が多く存在し、既に質の差、サービスの差では語りにくい状況になっており、残るは珍しい加工の種類、そうですね、加工の種類を着眼するという方法は、現在の印刷が齎らしてるシーンの1つの方向ですが、そういった加工の種類や、経験、参加しやすい仕組み作りなど、モードが次へ移行している印象も受けます。ただ、このPRINTPUBでは01の時にも書いた通り、純粋に技術が刷新したり、新しい技術で何か可能性のようなものが浮上した場合は、それはやはり印刷は技術が成せる技ですから、其処をピックアップして取り上げるのが本来の印刷であるという捉え方が正しいと思います。そして、今回お伝えしたい、「頼みやすい」「頼みにくい」の根本はやはり其処にこそあるのですが、印刷は技術であるとともに、同時に印刷所も含まれるのではないかと感じています。印刷と、印刷所は、違うと思うのです。印刷の技術の種類の観点から語る場合、もちろん、それもとても楽しいお話なのです。しかし、その場合、この種類が出来る印刷所は、此処と此処、という具合でしか紹介が出来ず、例えば、印刷は「頼み方」で仕上がりがとても大きく変わってくると思うのですが、同一の技術であったとしても、そういったメディアを通じた伝え方1つによって、その情報を元にスタートしてしまっている場合に、平均的な印刷所への依頼、みたいなものに慣れすぎてしまった結果、印刷所によっては、「頼む側」も「頼まれる側」も柔軟に対応しづらい状況が起こってしまうのではないでしょうか。で、あるなら印刷を語るのであれば、同時に、印刷所も語らなければなりません。むしろそれらは1セットであり、印刷所によって、例え、基準値があったとしても、印刷の技術の捉え方や発注の受け取り方に至るまで、全てが同じという訳にはいかないと思います。

印刷所の難易度のセッティング

頼みやすい、頼みにくい、初めて頼む、頼みなれている、などなど、いずれにしたって、入稿するときはドキドキするし、仕上がるまでは心配で夜も眠れない発注者も少なからずいる事だと思います。それでも、やはり掛けた金額や、頼む印刷所によって、その度合いに変化は生じるし、より安心のおける入稿の実現があれば、そのドキドキは幾らかは緩和されるはずなのです。そこで、あれば面白いなあと思うのが、この「印刷所の難易度」のセッティングです。ここは気を使わないとヤバイ、とか、まあ、適当に投げれば、いい感じに調節してくれる、とか、そういったものが、A~Fぐらいのランクで解説付きで示されていれば、それはそれでとても便利ではないでしょうか。かの昔、15年くらい前に、筆者も印刷所にまとまった数のフライヤーを初めて入稿する時に、やはり気になったのは、印刷所選びでした。何処で頼めば安いのか、良質なのか、納期が早いのか、ごまかされないのか、などなど、そういった情報を、今で言うところのコミケ勢がBBSでそういった印刷所の事は此処で聞け!みたいなのを設置してくれていて、そこがとても役に立ったのですね。ここは、赤が少し強くなるとか、書いてる納期よりも早く仕上げてくれるとか、そういった、メリット、デメリット含めた経験則に基づく日本印刷所総覧みたいな感じに仕上がってるところがあって、その中でも、定期的にあがってくる現状をまとめた印刷所毎のランク表というのがあって、それは本当に役に立ったのを覚えています。しかし、今はもはや技術が平均的となり、同一の加工で、どんなに質が良くても、目を見張るほどの違いを見つけるのはとても困難となりました。同時にその中で注目すべき点は、そういった平均点以上をたたきだしている加工所と、グラフィックなどに代表されるウェルカム状態な加工所との間に生じる「頼みやすさ」と「頼みにくさ」にあると感じています。もしくは「実現のしやすさ」と「実現のしにくさ」と言っていいかもしれません。それは前述した、様々な要素を同時にクリアする為に総覧出来る、印刷所としての質の差に繋がるように思うのです。今やすべてを揃えてくださっていますし、入稿さえ実現すればモノ自体は仕上がってきます。そのような中で、入稿後の調節が必要な、または可能な加工所も確実に存在しており、頼む側の印刷へのスタンスによって、頼んでしまったがゆえに互いにスムーズに印刷が果たせなかったり、ゴールまで辿り着けなかったりするなど、これら、印刷遂行にとっての「事故」と呼ぶべき状況を減らす為にも、「印刷所の難易度」のセッティングは急務であると強く思っています。また、多分、そうした方が、印刷を最後まで実現出来る機会が増え、印刷というものをより面白がれる状況を作れると考えています。