印刷所の難易度のセッティング


頼みやすい、頼みにくい、初めて頼む、頼みなれている、などなど、いずれにしたって、入稿するときはドキドキするし、仕上がるまでは心配で夜も眠れない発注者も少なからずいる事だと思います。それでも、やはり掛けた金額や、頼む印刷所によって、その度合いに変化は生じるし、より安心のおける入稿の実現があれば、そのドキドキは幾らかは緩和されるはずなのです。そこで、あれば面白いなあと思うのが、この「印刷所の難易度」のセッティングです。ここは気を使わないとヤバイ、とか、まあ、適当に投げれば、いい感じに調節してくれる、とか、そういったものが、A~Fぐらいのランクで解説付きで示されていれば、それはそれでとても便利ではないでしょうか。かの昔、15年くらい前に、筆者も印刷所にまとまった数のフライヤーを初めて入稿する時に、やはり気になったのは、印刷所選びでした。何処で頼めば安いのか、良質なのか、納期が早いのか、ごまかされないのか、などなど、そういった情報を、今で言うところのコミケ勢がBBSでそういった印刷所の事は此処で聞け!みたいなのを設置してくれていて、そこがとても役に立ったのですね。ここは、赤が少し強くなるとか、書いてる納期よりも早く仕上げてくれるとか、そういった、メリット、デメリット含めた経験則に基づく日本印刷所総覧みたいな感じに仕上がってるところがあって、その中でも、定期的にあがってくる現状をまとめた印刷所毎のランク表というのがあって、それは本当に役に立ったのを覚えています。しかし、今はもはや技術が平均的となり、同一の加工で、どんなに質が良くても、目を見張るほどの違いを見つけるのはとても困難となりました。同時にその中で注目すべき点は、そういった平均点以上をたたきだしている加工所と、グラフィックなどに代表されるウェルカム状態な加工所との間に生じる「頼みやすさ」と「頼みにくさ」にあると感じています。もしくは「実現のしやすさ」と「実現のしにくさ」と言っていいかもしれません。それは前述した、様々な要素を同時にクリアする為に総覧出来る、印刷所としての質の差に繋がるように思うのです。今やすべてを揃えてくださっていますし、入稿さえ実現すればモノ自体は仕上がってきます。そのような中で、入稿後の調節が必要な、または可能な加工所も確実に存在しており、頼む側の印刷へのスタンスによって、頼んでしまったがゆえに互いにスムーズに印刷が果たせなかったり、ゴールまで辿り着けなかったりするなど、これら、印刷遂行にとっての「事故」と呼ぶべき状況を減らす為にも、「印刷所の難易度」のセッティングは急務であると強く思っています。また、多分、そうした方が、印刷を最後まで実現出来る機会が増え、印刷というものをより面白がれる状況を作れると考えています。

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