作家「三輪一樹」との出会いについて


印刷と何が関係があるんだ!という感じですが、
特撮ギター研究所( http://www.miwakazuki.jp )、月刊タニシ( http://www.goccoproject.net/getutani/ )、STEEL DROPS( http://www.steeldrops.org )などに関わる印刷の策定は、
作家としての「三輪一樹(以後ミワくん)」との出会いがなければ成立しませんでしたし、
様々なヒントがこの事例にはあるなーと感じています。
大体からして、ミワくんとは隣に住んでいなかったら出会わなかったろうし、
互いに友人にするタイプじゃない事は、
多分、廻りの皆さんも散々承知の感じではあるのですが、
それくらいジャンルが違う同士が会う事に躊躇が互いに無かったというのも、
こうやって、活動の関係が細く長く続く要因にはなってるのかなと思います。
阪口は最初、顔を合わせた時に、うわあ、しまったー、ていうのが正直な所でありつつも、
今も、もちろん、コイツとは合わないなーと思いながら(ミワくんもそう思ってるでしょうけど、
今日に至る活動になってる訳ですね。

最初のミワくんからの依頼は、ギターのヘッドロゴのデザインでした(これも追々書いていきます。
9年か、8年くらい前だったかな、
当時もfengfeeldesignは、あまり単発での仕事って受けてなかったんだけど、
ギターをカスタマイズする現場にグラフィックデザイナーとして関われるなんてあまり無い事ですし、
打ち合わせしていく内に、
ギターの装飾に使用している技術が想像していたよりも、
印刷分野で手伝える部分が多いというのが判明していったってのがあって、
結果的に依頼を受ける事になったのが特撮ギター研究所になりSTEEL DROPSに繋がったという感じです。
ただ、やはり、互いの考え方の違いがあまりにも大きい為、その違う考え方の幅を狭めて1つの形に落とし込んでいく、
という基本姿勢は、この時の依頼の在り方で大体成立していて、それは今の状況とあまり変わっていなかったりします。
まあ、少しくらいは、ツー、と、カー、の部分が増えたのかなあと感じてますが、
それでも、根本的な考え方の違いの溝は埋められないままになっています。
ただ、同時にそれが、これらのデザインに繋がっているだとすれば、そうなのだろうとも頷けるかなあ。

このギターのヘッドロゴのデザインのギャラはホルモン鍋を奢ってもらうというものでしたが、
そのホルモン鍋の席で、ようやく望むべき今に至る契約を結ぶ事となります。
ただ、この契約は最初、特撮ギター研究所に対してのものではありませんでした。
その話を書くのは、もう少し先になると思いますが、
きっかけは「オレ、出来るんですよ!」「めっちゃ凄くなるんですよ!」とか言うので、
「じゃあ、言ってるだけじゃなくて、やれよ。」ってのが、この契約の根本に根付いてるからこそ、
今もこうやって続けれてるんだろうなあって思いますし、
結果的に、互いにそれを言い合ってるのが続いてるだけなのが本当のところだったりします。
ミワくんが、バカげた事を言い、fengfeeldesignとしての阪口がそれを具体化するという感じで。

そのような中で、どのような印刷物というものが出来上がっていったのか、
そりゃもちろん、どうしたって活動する中で印刷物は必要になってきますし、
その関わりの中で特別な制作として仕上がっていったものもたくさんあって、
その中で起こった出会いや、出来事というのは全部をひっくるめて、
「印刷」だったと結構、断言してしまいたくもあります。
つまり、そういうものがなければ、
これらの「印刷」群というのは生まれてこなかった訳ですし、
「印刷」という行動や考え方にこそ、
昨今語られる技術の基礎があるのではと考えているのです。
何故、これは活版印刷で、箔押しで、オフセットなのか、
PRINT PUB 02では、「技術」という意味での「多様性」を考えるのではなく、
1つの技術で、如何にどれだけの「多様性」に富んだ「印刷」が在り得るのかというのを、
探索出来ればと思っています。
その場合に作家「三輪一樹」という存在はとても大きく、
一番近くで関わってきたfengfeeldesignとしての阪口の目線で、
これから、それら印刷に纏わるストーリー的なヒストリーを書いてまいります。

また、それらの策定は、依頼としてのデザインを介した印刷を越えた何かをとても感じています。
デザイナーとして関わる中で、このようなクライアントに出会う事はとても稀で貴重な事だと思いますし、
いわゆる常識化してしまっている業界として仕事として成立する類の印刷物とは、
少し異質で、まったくの別物のように目に映っているのですが、
まさしく、その部分が策定であり印刷にとっての「多様性」を生み出しているのです。
同時に「グラフィックデザイン」の質の変化にも大きく作用するのでないかと、そのヒントになるのではと、期待しています。

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