「特撮ギター研究所」の名刺について、または策定とデザインの関係性。


まず、書かなければならないのは「特撮ギター研究所( http://www.miwakazuki.jp )」はfengfeeldesign( http://www.fengfeeldesign.org )によるデザインの作用で発生したものであるという事です。
何故なら、何かを活動する時、人に見せつける時、その姿勢や在り方を決めるのは名前だからです。
名前によって全てが伝わります。
名前によってこれからを提示します。
コンセプトの全てが込められていたり、
この名前を背負う事で責任が発生し、名乗る事で背筋が伸びる事はとても大切な事だと考えています。

印刷はそのような捉え方1つで変化をもたらします。
単にフライヤーか、大それた記念碑かは、
それらを策定する際の想いや熱量に関わるからです。
名刺であれば、名前や肩書きや、何を掲載していくかなど、
伝えたい事柄やそういった覚悟みたいなものは、
「名刺をデザイン」するなどでは到底辿り着けない策定含めて、
本来、デザインとするべき対象が其処にこそあるはずです。

名前は名乗りをあげて使い続ける事で、
たくさんの人に知られてこそ真実味を帯びます。
それは、印刷として紙に刷られる意味も同時に高めてくれますし、
当事者にとっての分身にもなりえます。
もしかしたら他者が見たら、恐れ多いものになるかもしれません。

そのような、印刷物を見る眼差しにおいて、
単に技術の奇抜さや高価さなどで謳ってばかりで良いのでしょうか。
それは本来あるべく印刷の意味を覆い隠してしまうのではないでしょうか。
箔押しだから凄い!
ではなくて、この名前が箔押しだから凄い!からこそ、
印刷が美しく素晴らしいものとされているのだと思います。

また、fengfeeldesignがデザインに関わる中で、
一番気にかけているのは其処とも言えます。
それは「特撮ギター研究所」についても例外ではありません。
「特撮ギター研究所」をこれからミワくんが背負っていくに相応しい状況にしなくてはなりません。
なによりも、これはプロジェクトであって個人ではないという事を忘れてはいけません。
「特撮ギター研究所」に関わる全ての状況が影響して形作っていくのですね。
個人ではないからこそ、
fengfeeldesignが関わり、形を作る事が出来るのです。
それはクライアントの場合もあるかもしれません。
「特撮ギター研究所」がカスタムした商品を手に持つ事で、使用する事で、
「特撮ギター研究所」という名前を背負う事にもなります。
「特撮ギター研究所」がどういうものであるかで、商品の扱いが大きく変わります。
もちろんそれは「特撮ギター研究所」にとってもクライアントの状況を背負うという意味でも同義であると考えます。
「特撮ギター研究所」カッコイイ!にする為にも、今までもそうでしたが今後の設え方で変化が生じるのです。

例えば、これからご説明する名刺について言えば、
名刺を加工してくださった加工所も「特撮ギター研究所」に関わり形を作った1つである事は言うまでもありません。
そうやって、何かに関わり、どのようにそれを受け取り、背負うのかは、
これからの「特撮ギター研究所」の在り方にとても大きく作用するからこそ、
慎重に考えなくてはならないのです。
同時に其処にこそデザインがあります。
この話は、もう少し先になってから出来ればと思いますが、
この一点だけをどうか忘れないでおいてください。

「特撮ギター研究所」の名刺は「特撮ギター研究所」でやっていこうと決めた時に作る事になりました。
コスモテック( http://blog.livedoor.jp/cosmotech_no1/ )での箔押しにする事になったのは、かなり自然の成り行きだったので詳細は覚えていませんが、
それくらいの意気込みというか、覚悟というか、これでやっていくんだ!という気持ちの強さがミワくんにも阪口にもあった事はとても覚えています。
だからこその自然の成り行きだったのかもしれません。
最初の頃は、「特撮ギター研究所」としての経歴は何も無く(実務はありましたけど)、ただ、作品として作ったカスタムのギターだけがありました。
本当に最初は何も無いところからのスタートでした。
当時は、「特撮ギター研究所」をこのような感じにしたい!とか、ゴールをここに定めたい!とかをたくさんミワくんから聞き出したりとか、
それだったら此処までいける!とかを阪口がツッコンでみたりを話してばかりだった気がします。
これは、ミワくんの口から機会があれば話して欲しい事柄なんですけど、
実は、その時に喋ってた事が「特撮ギター研究所」では全て形になり、
あの時に想像していた「特撮ギター研究所」にようやくなりました(まだまだこれから面白くなっていくだろうなー。

そして今、節目の瞬間でもあって、だからこそ、何処かでそれを議事録的に書きたくなり、
このPRINT PUB 02という場所を借りて書いている訳ですが、
この時に作った名刺に相応しい「特撮ギター研究所」として在る状況が作れています。
その一代目がこちらになります→
http://fengfeeldesignprinthistory.tumblr.com/post/50559220937/client-miwakazuki-httpwwwmiwakazukijp
紙はマイカレイドに金ツヤをシンプルにドカンとね。
初めは穴も空く予定だったんすけど、それはさすがにやりすぎって事で、
このような完成になりました。
名刺としては、一枚あたりの金額がとても凄いので、
最初ミワくんは「身に合わない」ってずっと言ってましたし、
「渡すたびにビビられる」ってのも毎度のように言っていました。
当時で考えれば、こうありたい!という理想だけで突っ走って作ったものですから、
そりゃそうだよなあって感じなのですが、
でもやっぱ、そういう熱は伝わるものだし、
名刺だけが要因という訳ではないにしろ、
段々とそういう「特撮ギター研究所」として見られているなー、
という実感のある案件が増えていった事実もありました。

「特撮ギター研究所」以前の状況というのは、
姿勢を示していない時でしたから、
「ギターのカスタム」というイメージの範囲内での話ししか来てなかったのですね。
それは仕事としては充分に名誉な事ですし、
その時の技術的な裏打ちがあるからこその今なので否定などはありませんが、
名前を作り、名刺という物質を作り、そういう感じでやっていこう!みたいな姿勢というか実感が、
「名刺」を通して感じられた貴重な体験だったと思います。

そして二代目→
http://fengfeeldesignprinthistory.tumblr.com/post/108905731205/%E7%89%B9%E6%92%AE%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80-name-card-printingdirection
文字周りは少し変えましたが、ほぼ一代目と同じで、
今度は紙はプライク、つや消し金 No.108てなところで仕留めました。
この時は、既にある程度の実績を抱えていて、
思っていた「特撮ギター研究所」の具体像が見えて来た時期だったのを覚えています。
二代目を見ると、一代目に比べて落ち着きがあるというか、
一代目はちょい賑やかな感じがします。

一番伝えたかった事が遠回しで伝えきれなかったので補足として、
印刷は「紙くず」にもなるし「記念碑」にもなります。
それぞれで同じ加工であっても変わりはありません。
どんな加工でも「紙くず」は「紙くず」だし「記念碑」は「記念碑」たるものになるのですが、
それが同時に「策定とデザインの関係性」であるとも言えます。

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