印刷を策定する


策定するぶんにはタダ。思ってみたり考えてみたりするぶんにはタダ。素晴らしいじゃないすか。お金が掛からないって。デザイナーとか、フォトグラファーとか、ディレクターとか、こういうものに従事している人達プロフェッショナルは仕事とし、お金を取ったりします。しかも細分化されていて、それぞれの役割の中で業界も仕上がっていて、その技術的な水準も相当なものに高まっていると思います。そうなんだよね、お金を取ったりします。それは多分、策定はとてもとても難しいものだからです。技術が必要なのだから、それは当然の対価だと言えます。しかし、その状況というのは、DTP以降、もはやそういった言葉でくくるのも恥ずかしいくらいの浸透率で、一定の形を保つ程度であれば、1人のリスクで印刷所を動かすまでにパーソナルなものになりました。そもそも、この細分化はDTP以前に組まれた技術や仕組みを、新たな取り組みの中で保全する為のものであると感じています。実際、その細分化自体は数を減らしているし、仕事でも予算はカットされて、極々少数で作業する事も見受けられるようになりました。その上で、最近、個人的な印刷を作る動きがとても活発化しているように思います。同人もそうだし、グラフィックデザイナーが個人的にアイテム作ってみたり、商品として作ってみたりしています。そんでデザフェスで売ってみたり、個人の雑貨店などに卸したりしていて、ある意味での市場みたいなのが出来上がってるみたいです。でも、なんつうか、全体的に見てすっげー策定が下手、めちゃんこ下手。なんでそれで満足出来てるの?ってぐらい下手。だって、印刷って策定しなきゃ、その魅力を最大限に引き出せねーじゃん。fengfeeldesign的にも、この下手感って一体なんなのだろうと考えてみたりしてみたのだけど、とくに答えなどは出たりしませんでした。とにかく、それぞれが頑張って作っていて、それぞれが頑張って売っていて、一応流行りもあったりして、なんか凄えなーってくらいなものです。印刷の技術に関する情報って、まあまあ解放されてきてる感じがあるし、それに関連した周囲の素材や状況ってのも読み取れるようになっているとは思うんだけど、感覚的に「印刷の技術」はめっちゃ向上したが、それを扱う側のスペックが2000年代初頭とそんなに変わってねえじゃねえかってのは分かった。このスペック、というかまさに策定の部分というのは、今や、個人で印刷を発注出来る状況だからこそ、無数に種類を発生させ、どこまでも逝ける状態が作れる。これって、業態化して細分化されて、一度固まってしまった策定の中では、変化が起きずらいし、再構成がとてもしにくい事を思うと、とても面白いとは思いませんか?既に高まった場所があって、それらを参考にしながらも、下手な人たちが頑張って印刷機を動かす努力をしているという、なんとも摩訶不思議な状況の中で、「印刷の技術」だけは常に一定で居てくれて、しかも向上の余地があって、あとは策定待ち、みたいな。きっかけとか行動のなんとやらはここでは取り扱いませんが、目的や行動の中で、何を刷るか、という印刷との間にある「策定」の部分が、今、いっぱい作れるようになってる。なんといっても、策定するぶんにゃタダだし、作っておけば、その時は無理かもしれんが、もしかしたら、それが使える時がくるかもしれない。技術の確立が達成されるかもしれない、予算が届くかもしれない、其処にたどり着く為の新たな策定に繋がるかもしれない。まあ、その策定が勉強不足で出来ないのであれば、デザイナーにお金払って任すのがいいと思いますが、下手でいいじゃん。じゃんじゃん策定を成立させ、なんか出来そうで良さそうなのが策定出来たのなら、それを印刷所に相談するとか面白いじゃないすか。また、その策定を公開などすれば、もうちょっとこれ、こうすればウマクいくんじゃね?などなど、そういった意見が外野から聞けたりとかさ。ここまで、印刷の技術が解放されていて、技術のジャンルとかで憧れもあったりなんかして、任してみたい印刷所とか多分あったりするんでしょ?じゃあ、なおさらちゃんと策定しないと、策定するぶんにゃタダなんだから、同じ経費としてのお金を払うのなら、そりゃもう素晴らしい策定を仕込めばいいんじゃないかな。カッコイイ印刷作ろうぜ、マジで。てか、作れるし。ホント策定次第。しかもいい策定は真似しちゃう。これも印刷の面白いとこなんだけどね。これから、この「PRINT PUB」では、そのような「個人で発注が出来る」善き策定を色々と仕込みつつ、しかも皆が使えるようにしていこうと考えていますので、お楽しみにー。

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