PRINT PUB 02 (改定版)


PRINTPUB 02をスタートをするにあたって、考えていた事が2つあります。これからをどうするか、これまでをどうするか。PRINTPUB01という現象をどのように残していくか、そして、次のリスタートをどのような形にすれば善いのか。前回の展示から半年が過ぎ、その間、印刷の世界の動向を伺いながら、それは何時、如何様にして進めるかを見極めておりました。前回と同じでいいのか、それとも今回は前回を捨て、まったく新しい形にするべきかなど、様々な形を思い浮かべながら、時を過ごして参りましたが、予想をしていたよりも、早い段階で答えが出てしまい、そしてこの度、タイミングが来てしまったようです。

まず、これからをどうするかなのですが、デザインは知性だと思っています。その知性の集約を印刷というものに落とし込んだ時(もしくは高めた時、グラフィックデザインというものが成立します。また、知性とは、チームや集団、大衆、といった特定、または不特定多数の中でこそ存在するものだと考えているのですが、これからのPRINTPUBは、そういった動きそのものを観察し、最後に印刷に認めるその瞬間までを公開する場所として、運営をしていくつもりでおります。では、これまでの動きというものをどのようにして掬っていくべきか。これまでのPRINTPUBというものは、印刷技術そのものにクローズアップした動きを公開していました。というのも、そういう印刷の世界の状況でありましたし、会員を募った時に、それに同意し集まってくださった皆様のほとんどが、おおよそ、同じ方向を向いていたからこそ、に他なりません。最初期の時点で青木さんや小熊さんが入った事が方向を決めた決定打になったのは間違いないのですが、それでも全体を見通せば、皆さんが、「印刷加工」が印刷という現象であって、その技術への敬意に目を向けていた印象にありましたし、そういった皆さんの意向を汲む形で、あのPRINTPUB01がありました。視点としては、集団の中から抜け出した個人にクローズアップをする事で、大阪のペーパーボイスという舞台で、印刷技術に特化した世界を公開する事に成功しました。また、副産物として技術だけでなく、個人が活きるデザイナーとしての高まりを多方に知らせる結果にもなりました。

そこで、個人、という殻を剥き、印刷が印刷たる形を、これからのPRINTPUBとしていきたいのです。個人が持ちうる機能が、印刷という技術に与える唯一の方法としてある、それは、これまでのPRINTPUBで散々と証明をしてきました。では、印刷そのものはどうか。印刷というものが与える世界への影響、もしくは、印刷が作る世界とは何か。その証明を、これからの活動としていきたいと考えています。知性を発見し、その発見した知性が、印刷されるまでに集約される状況を見る事、そこにこそ、印刷という高まりを知るきっかけになる何かがあるような気がしているのです。

いかがでしょうか、PRINTPUBとしてこれから何を皆さんに公開していくか、というものが見えましたでしょうか。これから具体的に見せていきたいですし、いろんな理解の元でご意見をいただけたらなと思います。もちろん、将来的にPRINTPUB01のように、なんらかな方法で結果報告のような催しが出来ればと考えております。また、これまでの動きというのは、後日談という形で、これからのPRINTPUBに花を添えるつもりでおりますので、そちらも是非に楽しみにしていただけましたら幸わいです。

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