fengfeeldesign
PRINTERS FLOWERS
hug
枯れ木をモチーフにした装飾活字です。元々「ground」というシリーズのドローイングを描いていて、それを装飾活字に変換したものが、この「hug」になります。ユニットを円形としているのは、四角の場合より柔軟性に優れていると感じたからです。枯れ木というモチーフ自体が、アジア圏、特に中国や日本の地域での文字の文化に用いられる場合が多く、モチーフとして選んだ理由も其処が含まれます。1つずつの図案を手描きで仕上げて、アドビイラストレーターにてアウトライン化を行なっております。また、ユニットはガイドラインを利用し、1つずつの図案でグループ化し利便性を高めております。hugには「Hybrid Universal Graphic」という意味を持たせていますが、「hug」という意味そのものにも思いを乗せて、この名前を付けています。この装飾活字は、とくに美術家からの評価を高くいただいており、様々な美意識を問われるシーンで使用されていて、印刷加工のテストからも十分に素晴らしい結果を得ており、fengfeeldesignとしても、代表的な作品の1つとして挙げております。今までに、作ってきた装飾活字の中でも最高傑作とも言えますし、それまでに学んできた装飾活字での制作とワークフローの全てを注ぎ込んだ意欲作でもあります。その図案は装飾的あり、同時に日本語書体の邪魔にならない、自然的で色のような、fengfeeldesignが目指してきた、英書体、日本語書体の両方で使えるイメージの階層を持った、HybridでUniversalなGraphicの特徴を持った装飾活字と言えるかと思います。
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PROFILE
阪口哲清(sakaguti_tetukiyo)
1981年8月15日大阪生まれの大阪育ちの大阪在住。グラフィックデザイナー。
グラフィックデザインを活用した様々な活動のフォローを行なっている。
印刷加工の発展を目的としたPRINT PUBの主宰や花形装飾活字の制作など、
職業に留まらないグラフィックデザインの世界の頒布と研究を続けている。
・キラキラ感、凹凸感、手触り感も思いのまま! 特殊印刷・加工の本(事例掲載)
・デザイン・印刷加工 やりくり BOOK グラフィック社編集部 (事例掲載)
・デザインのひきだし20(図案提供)
・MdN2016年2月号VOL.262(写真提供)
・+DESIGNING 2013年5月号vol.32(事例掲載)
・PRINT PUB 01 PAPER VOICE OSAKA(主宰)
・PLOTTER vol.3「Type of Freak」/PLOTTER vol.2「Type of Freak」(執筆)
・有限会社コスモテック 年賀状デザイン 2014,2015(制作)
・音楽アルバム「天体」ジャケット(制作)
・スチームパンク小説:煙都煌々(制作)
・第42回金沢ペーパーショウ(展示)
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その他、様々な印刷物の制作
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