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所蔵レコード

In London/B.B.KING
A面:Caldonia/Blue Shadows/Alexis' Boogie/We Can't Agree/
B面:Ghetto Woman/Wet Hayshark/Part-Time Love/Power Of The Blues/Ain't Nobody Home/


つかまるところ:あのB.B.Kingのライブ盤です!見たことがないジャケットなので、内容はどうなのかなと思ったのですが、なんといってもジャケットはアビーロードだし、悪いはずがないと思っていたらやっぱり悪いはずのない音源でした。やっぱりB.B.Kingはベタなよさというのをとことんやりつくしてる感じで、とにかくカッコいいです!満足な一枚です。こういうのをレコードで聴きたいんだ、という感じの典型的な良質レコードです。





HOPE AND DESPAIR/EDWYN COLLINS
A面:COFFEE TABLE SONG/50 SHADES OF BLUE/YOU'RE BETTER THAN KNOW/PUSHING IT TO THE BACK OF MY MIND/DARLING THEY WANT IT ALL/THE WHEELS OF LOVE/
B面:THE BEGINNING OF END/THE MEASURE OF THE MAN/TESTING TIME/LET ME PUT MY ARMS AROUND YOU/THE WIDE EYED CHILD IN ME/GHOST OF A CHANCE/HOPE & DESPAIR/


つかまるところ:元オレンジ・ジュース、僕史上永遠のカリスマミュージシャン、エドウィン・コリンズ師の1stソロアルバム。と、まぁ持ち上げるだけ持ち上げてみたものの、僕は実はあんまりそんなに、このアルバムは好きではないかもしれません。どの曲もいいのはいいのですが、曲調というより曲の音のアイデアが各曲ばらばらで、そしてばらばらとはいえそれに徹するほどしっかりばらばらになれているわけでもなくて、そういうアルバムの統一感のなさがちょっとマイナスに感じます。その感じは最初の2曲を聴いただけでも感じます。「LET ME PUT MY ARMS AROUND YOU」という、ちょっと不思議な雰囲気の曲が1番好きです。





HAPPY ALREADY/SPORTSGUITAR
A面:ROMEO GOES/YOUTH/HAPPY ALREADY/CHASING BUGS/LOOK SHIT/
B面:MISTAKE/FISH/NEIGHBOURHOOD/COME COME/WINE/SO HEALTHY/


つかまるところ:もろオルタナ、もろわざとなへなへな感が少しとっつきにくい人たちではありますが、これはこれでレコードで聴くとなかなかしっかりハマっている感じでよかったです。一番好きな曲は「COME COME」でしょうか。 「僕は13歳になったことがない/14歳にも15歳にも/16歳にも17歳にも/多くの年月が失われ/僕が目を覚ましたときには/僕はもう大人になっていた」「家から出たくない/君は家から出て/幸せを探しましょうというけれど/僕はすでに幸せだから」・・・こういう歌詞を書く人っぽい、いまいちはじけ切れてない感が全編に漂っています。う〜ん、今何やってるんだろうこの人。





Nobody's Cool/Lotion
A面:Dear Sir/The New Timmy/The Sad Part/Rock Chick/Blind For Now/The Enormous Room/
B面:Sandra/Juggernaut/Namedropper/Dalmacia/Precious Tiny/Switch/


つかまるところ:これもまた、90年代バンドレコードで、これは当たりのほうだと思います。裏面のライナーノーツを書いているのはなんとあの、今難しい小説好きの間ではやりのトマス・ピンチョンです!なんか、このバンドはカッコいい、みたいなことが書いてあります。そう、ピンチョン先生の言うとおり、このバンドはカッコいいのです!へんなアレンジや楽器の数で勝負することなく、基本的なロックのフォーマット、ドラム・ベース・ギター・ボーカルで、出来る範囲のことを精一杯やりつつ、懐の深さみたいな自由さをパンパン出してるような感じです。今はもうすっかり忘れ去られたようで、インターネットにもあまり情報はありませんが、たしかにカッコいい、味のあるバンドだと思います!





Black Rose/John David Souther
A面:Banging My Head Against The Moon/If You Have Crying Eyes/Your Turn Now/Faithless Love/Baby Come Home/
B面:Simple Man, Simple Dream/Silver Blue/Midnight Prowl/Doors Swing Open/Black Rose/


つかまるところ:これまたJDサウザーのアルバムです。これまでと一風変わって、ジャケット裏ではなんだかゴシックな服装でマッチを吸ったりされていますが、内容のほうはこれまで通りというか、ああ、JDサウザーだというJDサウザーサウンドです。それにしてもこのアルバムも、まだろくな再発をされておらず、デジタルリマスターすらされていないというのは、なんだか音楽界の損失だと思います。ほんとにJDサウザーは全部紙ジャケでリマスターするべきです!僕は買います!





Blue Kentucky Girl/Emmylou Harris
A面:Sister's Coming Home/Beneath Still Waters/Rough And Rocky/Hickory Wind/Save The Last Dance For Me/
B面:Sorrow In The Wind/They'll Never Take His Love From Me/Everytime You Leave/Blue Kentucky Girl/Even Cowgirls Get The Blues/


つかまるところ:厳かな雰囲気の、なんだか不思議な感じのジャケットのこのアルバムですが、内容もまさにその通りで、しかし、独特のおもちゃ箱的ポップ世界、というわけではなく、ジャケ裏(右の画像)の彼女が示すとおりそのまんまの、バリバリのカントリー(ブルーグラスとかいうのでしょうか?)アルバムです。何の工夫もてらいもなく、癖のないうまい声で、聴いたことがあるようなないような、おなじみなのかそうでないのか、どちらにせよカントリー音楽なカントリー音楽が次々と歌い継がれていきます。こういうものが好きな人にはかなり至宝になるであろう一枚です。





song/dennis yost & the classics
A面:where did all the good times go/the comic/cherryhill park/pick up the pieces/we miss you/god knows i loved her/
B面:midnight/most of all/ain't it the truth/the funniest thing/nobody loves you but me/


つかまるところ:これはレコード会史上、僕が買ってきたジャケ買いレコード内で現時点で最大最強の特大大当たりアルバムです。いや、ほんとにこういう人がいてくれたんだ、という感じで、とにかく聴いていて気持ちがいい。ブルーアイド・ソウルというか、白人の人がそういう甘茶系のフィリーソウル的なフィーリングを、ソフトロック的なアレンジで再構成したような、ソウルというよりはロック的な甘さのする音楽なのですが、とにかく声とそこからかもし出される雰囲気が激甘で美しすぎます!バラに例えてもいいと思うくらいの無敵なよさです。こういう質の高い音楽に出会うために僕は音楽を聴いているんだ、と思わず自分で思ったほど当たりという感じです。いや、ほんとにすばらしすぎるレコード。だいたい音楽にはこういうものを求めてしまうよね、という求めがすべて解消される音楽です。ほんとにいい!これで感動しないでいったい何に感動するというのでしょう!!





Missa Universalis/Eela Craig
A面:Kyrie/Gloria/Credo Part I/
B面:Credo Part II/Sanctus/Agnus Dei/Amen/


つかまるところ:昔のヨーロッパのプログレ、ということで買った一枚。ミサ曲をテーマに演奏したアルバムのようで、冒頭からキーボードサウンドによるいかにもユーロ・プログレのどよーんとした、友達少なそうな世界が広がっていきます。ブライアン・イーノの寂しい曲なんかにも繋がってきそうな、音響のずっと響いていく感じと、虚空に浮いたアコースティックギターがメロディをかなでているような幻想的な雰囲気がなかなか魅力的です。クラウディオ・シモネッティーなんかを彷彿とさせる徐々にこちらに迫ってくるようなキーボードプレイもあって、なんだか吸い込まれそうになる一枚。でもその分聴いていると精神的に疲れというか、作業をしながらだとそんな聴けないような「聴かせてくる感』があって、そこがなんともいえない感じ。でもほんとに、なんで当時のヨーロッパの人の精神世界はこんな変なことになっていたのでしょう・・。幼稚園児が聴いたら間違いなくトラウマ!





Belly Up/Dr. Hook & The Medicine Show
A面:Acapulco Goldie/Penicillin Penny/Life Ain't Easy/When Lily Was Queen/Monterey Jack/You Ain't Got The Right/
B面:Put A Little Bit On Me/Ballad Of..../Roland The Roadie Gertrude The Groupie/Come On In/The Wonderful Soup Stone/


つかまるところ:ジャケットいいなぁと思って買った一枚です。内容もなかなか良くて、ジャケットでずらりと並んでいるメンバーが、曲ごとにボーカルを変えたりして、延々お祭り騒ぎ的サウンドをやり続ける、というレコードです。まさにこのジャケットのような、アメリカの酒場で酔っ払いの人が延々ざわついている、というアルバム。当時とすればまだ本当にこういう場所があって、この音楽もそういう酒場で流れたりしていたのだと思うのですが、今となるととにかくノスタルジーという感じで、アメリカ人でもないのに、そういう"古き良き"な雰囲気にちょっとぐっときてしまいました。でもだいたいこの人たちも金太郎飴的な人たちだったのかな、と思います。それにしてもジャケットがいい!裏ジャケも見開きで、今度はメンバー全員がたくさんのおばあちゃん(オールドミスとか言うべきでしょうか?)と、そのおばあちゃんたちをはべらせている、という感じでソファーに座り込んでいる、という写真になっています。そういう冗談のセンスは僕は好きです。





Best of...live/Mark-Almond
A面:then i have you /lonery girl/girl on table 4/
B面:new york state of mind/the city/


つかまるところ:これはA面の、ボーカル曲がちょっと一風変わった感じで、ブルーアイド・ソウルなのかフュージョンなのかジャズ・ロックなのかよくわからない、ジャンルがわかりそうでわからない、不思議な、微妙にジャンルの枠からすり抜けたところで鳴っているような変な音楽になっています。といっても、別にやっている音楽が変なわけではなく、ギターとベース、ドラムという基本的な布陣に、時々どことなくサックスが入ってくるという音楽なのですが、1曲1曲がプログレのように長く、かといってプログレ的な、ジャズ的な黒っぽい要素を廃した音楽ではなく、むしろ黒っぽさをかなり含みつつも、それが完全な黒っぽさではないという意味でブルーアイド・ソウル的な、かといってそこまで完全に黒人の猿真似を意識していない自然体の雰囲気も漂わせつつ、フュージョン的枠内にはかっしり収まっている、といった感じの音楽です。そしてこの、サックスがいいのです。ベースとドラムもカッコいいのですが、このサックスの入ってくるタイミングがカッコよくて、たゆたうように聴けてしまう一枚です。こういうカッコよさも好きです。





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