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所蔵レコード

REO SPEEDWAGON/GOOD TROUBLE
A面:Keep The Burnin'/Sweet Time/Girl With The Heart Of Gold/Every Now And Then/I'll Follow You/
B面:The Key/Back In My Heart Again/let's Be-Bop/Stillness Of The Night/Good Trouble/


つかまるところ:REOスピードワゴンといえばジョジョの奇妙な冒険の第一〜二部で出てきた特にこれといった活躍もしないレギュラーキャラクター、ロバート・E・O・スピードワゴンを彷彿とさせますが、僕もそのことからずっとこのバンドのことは気になっていて、きっとなんだかフォークロック的な、トラフィックのアメリカ版、ちょっとギターの音が厚めでボーカルの声がブルージーな、そういうものを想像していたのですが、なんというかこれは普通の、ジャーニーが地味になったような80年代ポップアルバムでした。美声ボーカルにキラキラしたELO的なキーボードサウンド、そしてクイーンばりなアグレッシブなところはきっちりアグレッシヴなギターサウンド。いつの間にかこの手の音源がすっかり蓄積された感のある西田辺レコード会ですが、これはそんな中でもなかなか完成度の高い、よく出来たアルバムではないかと思います。このスタジアムで汗飛ばしてる感がすごいですね。
豆腐とネギ:時代の疾走感。そういう感じ。聴いた事の曲も何曲もあるし、これからもラジオとかで流れるんだろうなあという時代を感じる音です。でも困った事に今でもなかなか聴ける一枚だという事。凄くに丁寧に作られている一枚だと思います。ただ、音はいいのに、唄い方が曲ごとに一緒なので、メロディがいいだけに惜しい感じがします。そこが長く聴かれる秘訣なのかもですが、もう少し毒というか、垢みたいなものがあってもいいよなと思いましたよ。ジャケットも、いかにもレコードのジャケットで遊んでみましたよ!という写真。これをCDのジャケットやとアカンのでしょうなあ。よくある感じと言えば、よくある感じなんですが、やっぱ、時代を思えば許してしまうんですよねえ。今やっちゃたらアカンじゃろね…。





SUCKING IN THE SEVENTIES/THE ROLLING STONES
A面:SHATTERED/EVERYTHING IS TURNING TO GOLD/HOT STUFF/TIME WAITS FOR NO ONE/FOOL TO CRY/
B面:MANNISH BOY/WHEN THE WHIP COMES DOWN/IF I WAS A DANCER(DANCE Pt.2)/CRAZY MAMA/BEAST OF BURDEN/


つかまるところ:このアルバムを聴いた時、今のローリングストーンズはこの位置から一歩も前進していないことを知って、 なんだかがっかりしました。 前大学の講義で教授がストーンズのライブDVDを流して 観てた生徒の七割が寝てたことがあったのですが、 こんな昔からずっとリプレイされ続けてる音をいきなり聴かされても わからないかなあと思いました。 ローリングストーンズは難しい気がします。





90125/YES
A面:LONELY HEART/HOLD ON/IT CAN HAPPEN/CHANGES/
B面:CINEMA/LEAVE IT/OUR SONG/CITY OF LOVE/HEARTS/


豆腐とネギ:うー、なんかいろんなのが混ざった感じだなあ。時々こういうのんあるよね。全体的に悪くないんやけど、同時に特徴も無いみたいな。何かの走りではありそうなんやけど、ずばりパンチ力に欠ける!!既に自分が買ったかどうかも忘れるくらいのインパクトの無さです。うううう、聴き及べば及ぶ程に微妙だ…。





naked eyes
A面:VOICES IN MY HEAD/I COULD SHOW YOU HOW/A VERY HARD ACT TO FOLLOW/ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME/FORTUNE&FAME/COULD BE/
B面:BURNING BRIDGES/EMOTION IN MOTION/LOW LIFE/THE TIME IS NOW/WHEN THE LIGHTS GO OUT/PROMISES PROMISES/


豆腐とネギ:あれれ、意外にいいぞこれ。最初聴いた時はそうではなかったんだけどなー。いわゆるキラキラ系の走り?全然新しい感じがする。なんならパフュームじゃんと言っておく。なんだ全然聴けちゃうじゃん。





AFTERTONES/JANIS IAN
A面:AFTERTONES/I WOULD LIKE TO DANCE/LOVE IS BLIND/ROSES/BELLE OF THE BLUES/
B面:GOODBYE TO MORNING/BOY, I REALLY TIED ONE ON/THIS MUST BE WRONG/DON'T CRY, OLD MAN/HYMN/


つかまるところ:古き良きシンガーソングライターの薫りがします。香りではなく薫りが。この単純に作曲能力があって、だから作曲したり歌ったりしてる感じの女性シンガーソングライターってこのごろはトリスタン・プリティマンくらいしか記憶に残った人がいなくて、アブリル・ラヴィーンは意味わからん変なおっさんと結婚して変なセレブになって、リチャード・ギアの映画に出て(しかも瞬殺)このごろではニキビ予防のクリームかなんかのCMで「これすっごいいのよ。」とのたまいはじめたりしてしまって、とにかく純粋な女性SSWは今絶滅の危機に瀕しているといっていいでしょう。ちょっと不思議な雰囲気を身にまとってみたり、いろんな工夫を身につけて出てくるやつならたくさんいるけど、このように完成された曲でまっすぐ勝負してくる人はいなくなってしまったと思います。それは時代的なこともそうで、ジャニス・イアンもいまの環境ならいろいろ足し算したりしたくなるのかもしれませんが、いや、それでもジャニス・イアンにそんな手段を選ばせることなく、ちゃんとこういう音源を残すようなタイミングに世に産み落とした偶然に拍手です。
豆腐とネギ:ああああああ…。ジャニスイアンだ!と思わせてくれる1枚。ボクは好き。なんか好きなんですよね。どのアルバム聴いても良い!と感じる、しかも今も活動されてますよね。そういうのが嬉しいです。なんかアイドルで終わらない、長く続けれる人柄みたいなのが音にも現れていて、なんか若いだけっていう。時間の流れがいい感じに伝わってきて。改めて聴くと関心しぱなっしでした。ジャケットはまあ普通かな。若い時のイアンを見れて、オバチャンイメージしか無いボクには、ラッキーでした!





Time Honoured Ghosts/Barclay James Harvest
A面:In My Life/Sweet Jesus/Titles/Jonathan/Beyond the Grave/
B面:Song for You/Hymn for the Children/Moon Girl/One Night/Child of the Universe/


つかまるところ:洋楽聴き始めのころ、図書館で借りたCDに9曲目の「Moon Girl」が入っていてそれを聴いて以来ずっといつかアルバムを買って聴いてみたい、と思っていたバンド。 そしたらまさかのワゴンで発掘・・そして聴いてみたらやっぱり良い!こういう音の感じはCDよりレコードで聴いたほうが雰囲気温かみが増すように思います。これも好きだ〜
豆腐とネギ:あ、好きかも。もろに70年代という感じですが、ジャケットのまんまに音を想像出来るのは嬉しいなあ。とくにジャケットについて何も書く事ないですが、やっぱ当時の方が手作業感の丁寧さみたいなものがあって、同じローマン体でも、コンピューターとの文字間の在り方の違いがはっきりわかって、セリフの部分とか凄く勉強出来ます。描き文字にしてもいいバランスだし、キチンとうまさが伝わってくる。文字で特徴を作れるのは当時の書体が完成しきれてない事の逆なる恩恵ですよね。イラストにしても写真でやれば楽なんだろうけど、そうじゃない70年代のイメージに対する欲みたいなのを感じて、ジャケットにも音にも安心出来る1枚だと思います。





BOZ SCAGGS/MOMENTS
A面:We Were Always Sweethearts/Downright Women/Painted Bells/Alone,Alone/Near You/
B面:I Will Forever Sing(The Blues)/Moments/Hollywood Blues/We Been Away/Can I Make It Last(Or Will It Just Be Over)/


つかまるところ:西田辺レコード会の、自分のジャケ買いした数枚のレコードを見返して気がついたのですが、どうも僕のジャケ買いには「沈む陽と、その影になっている人」という要素が大きく貢献しているようなのです。このアルバムはそんな中でも最初の1枚で、ジャケ買い兼、ボズ・スキャッグスの名前買い。もっとわびしげでやさしげなフォークロックを期待していたのですが、ハイテンションなブルーアイド・ソウル/フュージョンっぽい曲が多く、なかなか楽しげな一枚。「今日も1日楽しかったぜ」みたいな夕日ジャケです。
豆腐とネギ:なんともジャケットとマッチングした音なんだろう。夕陽が沈んでいく感じというか、たそがれる感じがウマク浸透してきて、なんともいえない込み上げてくるものがあるなあ。どっちかというと、くやしさというか、スローテンポなんだけど、まだまだやれるぜ的ニュアンスがたっぷりで、聴いていて飽きない感じになってます。陽気じゃない人が陽気に唄い飛ばしてるとも言うけれどwまあ、嫌いじゃないです。もう少し、アップテンポでも良かったような気もしつつ、裏ジャケ見たら、こんなにたくさんいたんだ!と再発見しつつ。きっと、ジャケットは夕陽、もしくは海岸とか崖にこだわったんだろうなあ。光がこうパーっと差し込んでくるとかをデザイナーに伝えたんだろうなあ。この時代には極々、平均的なジャケットのような気がします。ただ、雰囲気を重視している点は◎。タイポグラフィ的にも落ち着いてて、担当したデザイナーの方は優秀だったんだろうなあという印象。優秀なミュージシャンと、デザイナーが関わるとこうなるんだ!みたいな、安心出来る一枚です。





LETS DANCE/DAVID BOWIE
A面:MODERN LOVE/CHINA GIRL/LET'S DAMCE/WITHOUT YOU/
B面:RICOCHET/CRIMINAL WORLD/CAT PEOPLE(Putting Out Fire)/SHAKE IT/


つかまるところ:David Bowieがそれまでの"生真面目ミュージシャン"路線を振り切り、タイトル通りのちゃらけ路線に走ったとされるアルバム。当時のボウイファン世代の、僕の大学の教授なんかにあたる淑女さま世代には「あ、あのボウイさまがなんとお下品な‥」みたいな感じで全くウケなかったそうで、だからこんなに中古で叩き売られているのだと思うのですが、そのころまだ着床すらしていなかった僕にとっては音の感じといいなんといい、そんなにちゃらけている、 以前のアルバムと比べて劣るという印象のアルバムではありません。とかいいつつA面の最初の3曲以外全然興味がなかったりもするのですがでも、まあ、けなすほどでは‥という感じ。悪口を言ってもいいんだけど、なんか言うとこっちが悪いやつになりそうな、そういう安定したステータスで世の中を渡っていく感じのアルバムです。
豆腐とネギ:出だしはいいものずっこけた感がある感じです…。ジャケットがボクシングだから、スタートダッシュはいいものの、後半グダグダで判定勝ちみたいなノリなのかなあ…。ボクはデビットボウイをずっと知らなかったんだけど、そういう知らなかった人にとっては、聴くには時間がもったいない印象です。全体的には全然、完成度は高いのですが、あえて悪くないと書くほどではなく、もちろん良い!と豪語する感じではないです。好きものにはたまんないんだろうなあ。でもまあ正直なところ、不満だし、こういうもんなんだろうなあという印象。THE時代!!みたいな。





TIN DRUM/JAPAN
A面:THE ART OF PARTIES/TALKING DRUM/GHOSTS/CANTON/
B面:STILL LIFE IN MOBILE HOMES/VISIONS OF CHINA/SONS OF PIONEERS/CANTONESE BOY/


つかまるところ:坂本美雨の初恋の人、 デヴィッド・シルヴィアンの耽美ボイスが存分に発揮されているアルバム。 どちらかというと僕はあまり好きな声ではないですが、 しかしJAPANの曲にはこの声でないといいと感じない瞬間、 みたいなのがたくさんあって それでいつもJAPANを聴くときだけは、この声がすごく良く響きます。 坂本龍一の戦メリの曲に歌をつけたのもこの人ですが、 あれはなぜかあんまりいいと感じない。 それにしてもどういう性格だったらこういう声になるのでしょうか。





PARADISE THEATRE/STYX
A面:A.D.1928/ROCKIN' THE PARADISE/STATE STREET SADIE/TOO MUCH TIME ON MY HANDS/SHE CARES/SNOWBLIND/
B面:NOTHING EVER GOES AS PLANNED/THE BEST OF TIMES/LONELY PEOPLE/HALF-PENNY, TWO-PENNY/A.D.1958/


豆腐とネギ:やっぱり80年代前半のジャケットってこういうのが多いよね。いかにもアメリカのイラストレーターが幅を利かしていた時代のきっちり描かれたイラストです。あの当時ってこういう職人で溢れていたんだろうなあ。ジャケットの感じが表と裏で、栄冠と衰退を表現していて、調べてみたらSTYXって70年代のバンドでこれが出たのが81年。80年代に入ると中頃では写真技術とコンピューターが印刷を支配し始めるんだけど、なんだかジャケット的にはバンドが歩んできた歴史(もしくは歴史的な流れ)みたいなのを表現したんやろうけど、同時にこれから消え行くこういったイラストレータの職人の有様を語っているようで少し寂しくなりました。あ、音の感想…、うーん、そうですねえ。こういうのも知っててもいいかなあという感じ。あ、これがロックねみたいな。元々プログレバンドらしいけどね。うん、けどまあ悪くない。完成されてる感じだし、でも1回聴けばいいかな。繰り返し聴く感じじゃない。やっぱ反抗心で生まれた音楽は寿命が短いという事かな。時代の背景が一緒なら絶対聴けるんだろうけど。なによりここ日本だしね。ずばり僕の中では、やっぱりこういうのは時代遅れになっちゃうんだ音代表です。けどけどジャケットデザインかっこいいし、インテリアにはもってこいだ!!





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