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所蔵レコード

Anthology Of Tom Waits/Tom Waits
A面:Ol' 55/Diamonds On My Windshield/(Looking For) The Heart Of The Saturday Night/I Hope That I Don't Fall In Love With You/Martha/Tom Traubert's Blues/The Piano Has Been Drinking (Not Me)/
B面:I Never Talk To Strangers Featuring - Bette Midler/Somewhere (From "West Side Story")/Written-By - Leonard Bernstein , Stephen Sondheim/Burma Shave/Jersey Girl/San Diego Serenade/A Sight For Sore Eyes/


つかまるところ:トム・ウェイツのアンソロジー・ベストです。初期の7枚から選ばれているようで、選曲は本当においしいところを濃縮したような漏れのなさ。「I Hope That I Don't Fall In Love With You」が入っているのが個人的には一番の収穫でした。それにしてもこの人の歌声は圧倒的にすばらしい。おちぶれたおっさんが深夜の酒場の片隅でぼんやりと天井を見上げながらイイ気持ちで歌っているようなこの1つ1つの曲たちの持つ諦観やがんばった(過去形)感。そしてなによりもこの歌声が胸にしみます。別にたいしたことのないところを歌っているところでも、なんかこの声とこのピアノの組み合わせだっていうだけでがんばれば涙腺をゆるませることができます。





SEARCH PARTY/the JOHN HALL band
A面:Love Me Again/Open Up The Door/Don t Treat You Woman Like That/Security/Ipso Facto/
B面:Little Miss Maybe/Woman Of The Water/On Hold/I m The One/Original Sin/


つかまるところ:またまたこの人たち、いつの間にか二枚目です。ジャケットのセンスは、やっぱり悪くないです。(よくみるとジャケットの黒い点のかたちが、メンバーのシルエットだったりします↑)でも、ジャケットで点数を稼いでおいて、本番ではちょっとサボってしまってもいいだろうなんて、ズル賢いことを考えていたのではないでしょうか??なんだか音楽を聴く限り、そして結果的に時代に残れなかったことから見ても明らかに、この人たちはその場その場で話題になってとりあえずその場をしのいでいられればよかった人たちなんだ、という気がしてくるのですが。





Back To Avalon/Kenny Loggins
A面:Nobody's Fool/I'm Gonna Miss You/Tell Her/One Woman/Back To Avalon/
B面:She's Dangerous/True Confessions/Hope For The Runaway/Isabella's Eyes/Blue On Blue/Meet Me Half Way/


つかまるところ:今レビューを書こうと思って調べてみたら、この人は僕がずっと聴きたいと思っていた人でした(アルバムは別)。え、でもまさかこういう人だったとは。もっとこう、ソウルっぽい歌声を期待していたのですが、なんだかこれはどことなくAOL的です。裏ジャケの90年代のグランジ/オルタナバンドっぽいデザインはいったい何なのでしょう。ここだけ時代がぐっと先を行っているのですが・・。





Snaketime Series/Moondog
A面:Caribea/Lullaby/Tree Trail/"Death, When You Come To Me, May You Come To Me Swiftly; I Would Rather Not Linger, Not Linger"/Big Cat/Frog Bog/To A Sea Horse/Dance Rehearsal/
B面:Surf Session, Part 1/Surf Session, Part 2/Surf Session, Part 3/"Trees Against The Sky, Fields Of Plenty, Rivers To The Sea: This, And More, Spreads Before Me."/Tap Dance/Oo Debut Performer/Drum Suite/Street Scene/


つかまるところ:レコード会、そして人生でこれまで多少となりに人より多くの音楽に接してきたものと自負していますが、しかしここまで意味不明な変態音楽に出会ったのは生まれて初めてでした。Legendary Stardust Cowboyを初めて聴いたときや、フランク・ザッパのG-スポット・トルネードを初めて聴いたときもここまでの衝撃はありませんでした。とにかくパコパコパコパコ、うしろで鳴っているパーカッションの異様なテクノ感と、その上をたゆたうように、それでいて強烈に流れすぎていく謎の弦楽器リフレインの圧倒的存在感。おまけに謎の日本語ボイスや波の音のSEもついてくるわで、もうこの音楽をどう扱っていいのかすらわからないほどです。別にやっていることは奇抜なわけでも、狙ってやっているわけでもなく、どちらかというと狙う狙わないで言えば、わざわざこういう人を世の中から見つけ出してレコーディングさせたプロデューサーこそ狙っているだろうというもので、なんというか音楽はもう天然、天然の波動がただそこにありのままに鎮座ましまし垂れ流しましましているという感じです。いや、これはほんとに珍盤、奇盤と認定してよいでしょう。衝撃度でその音楽の価値を決めてしまうところのある僕には十二分に衝撃的ですばらしい出会いになりました。寄付してくださった有志の方、本当にありがとうございました!





Superman/Astrud
A面:Superman/No Estaria Mal No Tener Que Saber Que Es Lo Que Va A Pasar/Normal/
B面:Last Time/Lemongirl/Algo Cambio/


つかまるところ:おもちゃの少ないおもちゃ箱というか、その中身をとっかえひっかえして遊んでいるという感じのギターポップです。どこか異国のバンドらしく、スペイン語だかなんだかよくわからない言葉でのボーカル曲も入っています。なんだか内容はいいんですがいまいち盛り上がりにかけていて、普段聴くかといわれればあえてこれをかけなくても他に世の中にはいっぱいいい音楽があるかな、という感じ。なんだか残念ですがそんな感じでした。





展覧会の絵/冨田勲
A面:プロムナード~こびと/プロムナード~古城/プロムナード~チュイルリーの庭/ビドロ/プロムナード~卵のからをつけたひなの踊り/
B面:サミュエル・ゴールデンベルクとシュミュイレ/リモージュの市場/カタコンブ/死せる言葉による死者へ の話しかけ/バーバ・ヤーガの小屋/キエフの大門/


つかまるところ:よく音楽雑誌なのでシンセサイザーの魔術師みたいに書かれていて、気になっていた人です。で、聴いてみるとほんとにいかにもシンセサイザーオンリーという感じで、今聴くと相当古臭いんですが、それでも必死にがんばってしっかり作ったんだなということがわかって、いろいろな箇所の音の工夫がおもしろい一枚です。単純にシンセサイザーの変な音が出てくるたびにおおっ!と変な感じでテンションの上がってしまう一枚です。いや、ほんとにおもしろいですよ!





Silk Electric/Diana Ross
A面:Muscles/Producer - Michael Jackson/So Close/Still In Love/Fool For Your Love/Turn Me Over/
B面:Who/Love Lies/In Your Arms/Anywhere You Run To/I Am Me/


つかまるところ:ダイアナ・ロスの見たこともないジャケットのアルバム。これは絶対低迷期の作品で、音もヤバいことになっているはずだ、ということで聴いてみれば、やっぱりディスコ・80年代に毒されまくりの1枚でした。それでもどんな音にあわせてもダイアナ・ロスの声はそれなりに綺麗で、もしかするとこのアルバムはリリースされたときは普通に売れたのかもしれません。「Anywhere You Run To」なんかは、ほんとに80年代のおいしいところを集めたようなベタな盛り上がりを見せる曲で、思ったよりはいいな、というのが全体的な感想です。それにしてもダイアナ・ロスってアルバム何枚あるんだろう。編集盤が多すぎるのか、この人もなんか、節操なく出しまくり、というイメージがあります。





Midnight Love/Marvin Gaye
A面:Midnight Lady/Sexual Healing/Rockin' After Midnight/'Til Tomorrow/
B面:Turn On Some Music/Third World Girl/Joy/My Love Is Waiting/


つかまるところ:1曲目しか聴いていないのですが、のっけから残念という感じになりました。マーヴィン・ゲイってこういう感じになっちゃったんだ、という感じ。「I Want You」とかくらいまでしか聴いていない僕にはついていこうにも足がかりすらつかめない変化でした。うーん、他の曲はまだ大丈夫なんでしょうか。とりあえずこのアルバムのデラックスエディションを買おうという野望は捨て、もう一度適当なタイミングで聴き返してみたいと思います。





I Can't Stand Still/Don Henley
A面:I Can't Stand Still/You Better Hang Up/Long Way Home/Nobody's Business/Talking To The Moon/
B面:Dirty Laundry/Johnny Can't Read/Them And Us/La Eile/Lilah/The Unclouded Day/


つかまるところ:イーグルスのドン・ヘンリーのソロアルバム。このアルバムにボーイズ・オブ・サマーが入っているのかなとぼんやり思いながら買ったらこのアルバムには入っていませんでした。それでもドン・ヘンリーのあの独特のむさ苦しい哀愁ボイスが聴けて満足です。「Dirty Laundry」ってなぜか何回か聴いてると好きになってくるんだよなぁ・・。





Stratosfear/Tangerine Dream
A面:Stratosfear/The Big Sleep In Search Of Hades/
B面:3 AM At The Border Of The Marsh From Okefenokee/Invisible Limits/


つかまるところ:ついに人生初タンジェリン・ドリーム、ようやく僕もユーロプログレを本当に聴き始めるような男になったかと思いながら再生したものの、なんかこれはいまいちでした。僕はもっとこうクラウス・シュルツェ的な、ダークネス波動満載のスーパー異次元誘導アルバムを期待していたのですが、なんだか鳴っている音がどれもポップで、シンセでファーファー鳴ってるだけという感じで、いまひとつ横尾忠則氏がライナーに書いているような「タンジェリン・ドリームは僕のグルである。」という心境には達することができませんでした。むしろ「え、こういうのがグルでいいんですか!?」と思ってしまったほど。いや、けなしてるわけじゃなくて、600円で売ってたってことはこれがたぶんもともと人気のないアルバムなんだってことなんでしょうけど、いや、ほんとに、「?」でした。





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